国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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おきそこアプリをこどもが横浜庁舎で体験

 

 11月9日に横浜庁舎特別会議室で9組の保護者連れのこどもたちが参加して漁業の体験とおきそこアプリの体験をしてもらいました。この取り組みは、「海のお仕事体験 こどもわーくin横浜港」の一環で行われました。

 最初に事務局からさかながとれて皆さんの手元にとどくまでの過程について説明がありました。そのあと水産大学校松本先生から映像を交えながら、実際に沖で漁船が漁獲物をおきそこアプリに入力しているところなどの説明がなされました。

 3チームに分かれて事務局が準備した10種類のさかなと市場価格で、どのくらいの魚をどれだけとれば10万円になるか手計算でチャレンジしてもらいました。目標の水揚げ金額が小さいうちは手計算でなんとかなりましたが、最低でも魚種を3種類いれて3チームで合計5000万に設定した段階でヒートアップしました。このおきそこアプリを使うと1箱5万円に設定したアカムツを200箱入力するととたんに水揚げ金額が上がり、目に見えて稼げることもわかりました。実際の運用には漁場の情報と漁獲物などを紐付けして科学的にデータを引き継げるようになっていることも紹介しました。

 漁業者の方は水揚げ金額(稼ぎだけ)でなく給料や燃料、網代などが「経費」としてかかっていて、その差し引きでどのくらいが儲けになるかも学んでもらいました。また市場で取引される時は箱に魚を入れた状態でセリにかかっているので参加者に協力して美しく並べてもらいました。

最後はみんなで記念撮影して終わりました。

 

おきそこアプリ(PDF:393KB)とは漁業者が漁獲情報をデジタル化して効率良く収集するアプリでこのデジタル情報を活用することで、効率的な操業が可能になります。これらのデジタル情報により生産現場と市場が双方向につながり、経済価値の高い魚の販路・消費拡大より地域産業の発展が期待され、水産業の成長産業化に貢献することが期待されています。

 

※「海のお仕事体験 こどもわーくin横浜港」は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団 海と日本プロジェクトの一環としての取り組みです 。

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見栄えの良い方が値段もよい?

 本当の出荷みたいに上に鮮度保持のビニールも載せて

 

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