国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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キャリフェス神栖2024に出展しました

 令和6年11月16日、かみす防災アリーナ(神栖市)で開催された「ワークショップコレクションinキャリフェス神栖2024」に出展しました。これは、未就学児~中学生を対象として、ワークショップを一同に集め、職業体験をしていただく博覧会イベントです。水産研究・教育機構神栖庁舎からは「バランス感覚をためしてみよう」と題して、安全体力機能テストの一つである「バランス歩行」を出展しました。

「バランス歩行」とは、細い専用の歩行路を歩くテストです。その際、姿勢を保ち、また自分の足元が見えないように、水入りのペットボトルをお盆に載せて抱えていただきます。文字通りバランス感覚が十分にあるかどうかが試されます。歩行路を歩き切るタイムを計測してバランス感覚を評価します。狭く滑りやすい漁船の上での転倒事故を防ぐためには漁船の構造の改善を研究することが必要であることはもちろんですが、それとともに漁師さんが十分な体力を備えていることも大切なので、その確認のためにこのテストを活用しています。

当日は、水産研究・教育機構のブースに約370人の方がご来場くださり、楽しみながら「バランス歩行」を体験していただきました。中には何回も繰り返し挑戦する猛者も。「バランス歩行」の他にも、水産・研究教育機構の展示ブースでは、海の上で命を守るライフジャケットの試着も行いました。また同時にパネル展示による研究紹介や、広報誌などの刊行物・ペーパークラフト・ぬりえ等の配布を行いました。

体力テストの体験やライフジャケット試着を通じて、水産工学部の海上の安全を守る取り組みの一端に触れていただくとともに、水産業の魅力や研究という仕事のおもしろさなども、少しでも感じていただけていればと思います。