上村泰洋主任研究員が水産海洋学会奨励賞を受賞
掲載日:2025年4月 日
上村泰洋主任研究員(水産資源研究所水産資源研究センター浮魚資源部浮魚第1グループ)が、第15回(2025年度)水産海洋学会奨励賞を受賞しました。授与式は、水産海洋学会総会が行われた2025年3月15日に、東京海洋大学品川キャンパスにて行われました。

木村学会長(左)と上村主任研究員(右)
受賞者
- 上村 泰洋(水産資源研究所)
受賞課題
成長・生残に基づく沿岸性魚類と外洋性小型浮魚類の資源変動機構および海洋生態系機能の評価に関する研究
概略
この賞は、一般社団法人水産海洋学会により、優れた業績を挙げた若手研究者の研究を奨励し、水産海洋学を発展させることを目的として授与されるものです。上村主任研究員は、フィールド調査をベースに地道に積み上げられた長期的なデータを活用し、魚類と生息環境の関係とその変動特性に関する研究を進めてきました。当機構の職員となってから取り組んだ、小型浮魚類の資源や生態の著しい変動の把握とそれらの要因解明に向けた調査研究や事業においては、自身の研究成果をあげたばかりでなく、代表者として多方面の研究者との連携のもと研究を推進するなど、今後も学際的な研究の進展への貢献が期待されることから、同賞の受賞に至りました。
上村主任研究員は、広島大学大学院在学中にメバル類を、機構職員となって以降はマサバ、マイワシ等の小型浮魚類を対象として調査・研究を行ってきました。メバル類を対象とした一連の研究から、藻場の魚類成育場としての機能、および魚類の生活史初期における成長-生残機構について明らかにしてきました。小型浮魚類を対象とした研究では、長期的に蓄積されてきたデータを活かし、成長、生残や肥満度といった資源生物学的な変化に、種内・種間競合、環境要因が作用してきたことを明らかにし、小型浮魚類の資源変動機構の解明に寄与してきました。