国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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森村学園初等部にて出前授業を行いました

 当機構では水産業や生き物の大切さを知っていただくため、学校や図書館、地域の方々が開催する学習会などで出前授業を行っています。

今回は10月23日に「カツオが食卓にとどくまで」をテーマに、神奈川県横浜市にある森村学園初等部5年生の菊組、桜組、藤組で出前授業を行いました。

 当機構が行うカツオに関する取り組みやカツオがどうやって獲られるかなどを開発調査センターの職員が映像を交えてお話しました。まき網の作業風景やカツオ一本釣りロボットの紹介と模型のカツオを使った一本釣り体験、群れを見つける双眼鏡も見ていただきました。一本釣り体験では「重い!」といいながらも皆さんしっかり釣り上げていました。

 授業の最後に質問コーナーを設けていただき、生徒からは「どうして寒流が強まるとカツオは南に下るの?」「漁に出るときは何人ぐらいで参加するのですか?」「売ることが難しい魚はいますか?」「カツオを獲る時どんな時に一本釣りでどんな時にまき網漁を選ぶの?」「水産業にかかわっている人はどんな思いで魚を獲ったり加工していたりしますか?」「天然と養殖どちらがいいと考えますか?」などなど、活発に手があがり、いくつもの質問が飛び出しました。講師をした職員は全ての質問に簡潔に的確に回答していました。

 皆さんにとって身近なカツオですが、知らないことが多くあったようです。今後も出前授業を通じてさかなの魅力や水産物の研究などを紹介してまいります。