国立研究開発法人 水産研究・教育機構

お問い合わせ

室蘭漁業協同組合のみなさんが、神栖庁舎を見学に訪れました

 令和7年6月10日、室蘭漁業協同組合の沖合底びき網漁業者の皆様が神栖庁舎を見学されました。

 水産工学部の齊藤副部長が神栖庁舎で取り組んでいる研究の概要を説明した後に、水産工学部と開発調査センターの職員が実験棟をご案内しました。

「回流水槽実験棟」では、沖合底びき網の模型実験のデモを行いました。

「波浪平面水槽実験棟」では、非常に浅い海では舵の効きが極端に悪くなることから、水槽と模型船によって浅い海での操船を再現して安全性を評価する実験について説明しました。

「測器電子機器実験棟」では、魚群探知機のモニターに現れる各種データがどのような実験に基づいて示されているかを説明しました。

 最後に質問の時間を設け、道南沖のスケトウダラ漁場の変化や黒潮大蛇行について多くの熱い意見が交わされました。水産工学部では様々な研究開発を進めるだけでなく、このような見学の機会を通じて漁業者と研究者との交流を促進し、持続可能で安全な漁業の発展に貢献してまいります。