国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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波崎水産教室の皆様が、神栖庁舎を見学に訪れました。

 令和7年8月1日、波崎水産教室に参加した神栖市内の小学校5年生・6年生39名が、水産研究・教育機構神栖庁舎を見学に訪れました。波崎水産教室とは、神栖市波崎漁業後継者育成対策協議会が主催する、水産業に興味を持ってもらうための体験教室です。

 当日は、水産工学部の職員が神栖庁舎の研究の全体像を紹介した後に、神栖庁舎の海洋工学総合実験棟を見学していただきました。この実験棟は、長さ60m、幅25mの大きな水槽に造波機で波を起こすことができ、実際に起こした波をご覧いただきました。また動画を使って、この実験棟で実際に行った実験(いろいろな条件で起こした波によって模型船が転覆する様子)も見ていただきました。

最後には、質疑応答の時間を設けました。児童の皆様からは、模型船の値段は?捕る魚によって船の形は違うのか?カジキの突きん棒について教えてほしい、などなど、活発な質問をいただきました。今回の見学を通じて、未来を支えてくれる児童の皆様に、水産業の魅力と、それを支える研究の大切さ、おもしろさを少しでもお伝えできていればと思います。

 

海洋工学総合実験棟で、水槽に起こした波に見入る児童の様子がわかる画像

海洋工学総合実験棟で、水槽に起こした波に見入る児童の皆様。説明は松田主幹研究員