国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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沖縄におけるマダイの産卵開始時期と早期採卵技術

沖縄県栽培漁業センター
[連絡先]0980-47-5411
[推進会議]西海ブロック
[専門]増養殖技術
[研究対象]たい
[分類]研究


[ねらい・目的と成果の特徴]

  • 沖縄におけるマダイの産卵開始時期を確かめるとともに、飼育水温と日長条件の制御による早期採卵を行った。
  • (1)沖縄島において、マダイは2月上旬から産卵を始める(図1)。
  • (2)飼育水温を17℃に降下させ、日没前~午後8時まで電灯光照射を行い、産卵開始時期を2カ月早めることができた(図2、表1)。
  • (3)早期採卵での浮上卵率は50%以上で、種苗生産が可能であった(表1)。


[成果の活用面等]

  • (1)種苗生産時期・種苗配布時期を早めることができる。
  • (2)水温制御・長日処理を早め、より早期の採卵も可能と思われる。
  • (3)他魚種との種苗生産時期の重複を回避できる。


[具体的データ]

表1
表1 マダイ親魚の測定記録と飼育(採卵)結果

 

図1
図1 自然採卵によるマダイの採卵量と水温の経過

 

図2
図2 早期採卵によるマダイの採卵量と水温の経過