DNA解析を使ったノリ品種の判別法について
福岡県水産海洋技術センター 研究部
[連絡先]092-806-0884
[推進会議]西海ブロック
[専門]品種改良
[研究対象]のり
[分類]研究
[ねらい・目的と成果の特徴]
- (1)ノリの類縁関係を明らかにし、一層効率的な品種改良を可能にすること
- (2)漁場環境に適した品種の積極的な養殖により生産の安定を図ること
- (3)福岡県で開発した優れた特性を持つ品種の権利を保護すること
- (1)糸状体と葉体からのDNA抽出 抽出は非常に難しいとされていたノリで、市販のDNA抽出精製キットを使用し、抽出方法の工夫により、糸状体や葉体からの純粋なDNA抽出法を確立した。
- (2)DNA解析による品種の識別 AFLP法がノリのDNA解析にも利用可能なことを明らかにした。ノリ品種間のDNAの違いを検出し、品種を識別可能なことがわかった。
[成果の活用面等]
- (1)ノリ養殖品種の改良の効率化
- (2)海域に適した養殖品種の選定
[具体的データ]
図:スサビノリ系養殖品種で検出されたDNAの違い(矢印)