ヒバマタ目海中林における磯焼けの診断技術
秋田県水産振興センター 資源増殖部
[連絡先]0185-27-3003
[推進会議]日本海ブロック
[専門]生態系
[研究対象]藻類・うに
[分類]普及
[ねらい・目的と成果の特徴]
- 漁場の磯焼けの進行度合を,的確,かつ簡便に診断する。
- 優占海藻群落の生活形分類,ウニ類の成長と生殖巣指数ならびに成長履歴を要素とする磯焼け診断技術を開発した。
[成果の活用面等]
- 海中林の造成・管理および植食動物(アワビ,ウニ等)資源の造成・管理のための指針として活用できる。
[具体的データ]
図:秋田県では生活史の重要な一時期を海中林に依存するハタハタへの影響を第一に考慮した磯焼け診断指針を作成した。海中林の分布下限水深,優占海藻群落の生活形分類,ウニ類の成長と生殖巣指数ならびに成長履歴を把握すれば,指針との対応で磯焼け度合を判定できる。本研究は(社)全国沿岸漁業振興開発協会の委託により実施した。