国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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2025(R07). 8.20 北海道沿岸に流れ着いた稚イセエビを形態学および遺伝学的に同定

令和 7年  8月20日

国立大学法人 東京海洋大学

地方独立行政法人 北海道立総合研究機構

国立研究開発法人 水産研究・教育機構

アクオス研究所

北海道沿岸に流れ着いた稚イセエビを形態学および遺伝学的に同定

近年の海水温上昇により激的に変化した海洋生物の分布を報告

ポイント

  • 北海道函館市で採集されたイセエビ型の稚エビを形態と DNA 分析から同定した。

  • 海水温の上昇によるイセエビの分布域が北上している可能性を示唆するものである。

国立大学法人東京海洋大学(学長:井関 俊夫、以下「東京海洋大学」)の学術研究院海洋環境科学部門の神尾道也教授、地方独立行政法人北海道立総合研究機構網走水産試験場、国立研究開発法人水産研究・教育機構水産資源研究所、アクオス研究所の研究グループは、北海道函館市臼尻町沿岸の昆布養殖施設に付着していたイセエビ型の稚エビを形態学および遺伝学的に分析した。その結果、本稚エビがイセエビ(Panulirus japonicus)であることが判明したので「水生動物」誌に公表した。

イセエビの画像

北海道で採集されたイセエビPanulirus japonicusの標本

(佐々木彩花撮影)

 

詳細資料(PDF:763KB)