2025(R07).1.23 昆虫飼料で育成したマダイの試食会を開催!!
令和 7 年 1月23日
国立研究開発法人 水産研究・教育機構
ポイント ・配合飼料中の魚粉の半分をアメリカミズアブに由来する昆虫粉に替えて500gだったマダイを2ヶ月間で900gまで育てました。 ・このマダイを令和7年2月1〜2日に葛西臨海水族園レストランで唐揚げの試食として提供いたします。 |
【概要】
養魚用配合飼料の主なタンパク質原料は天然漁獲物由来の魚粉ですが、持続的な養殖業のためには、魚粉以外の原料確保が望まれています。水産研究・教育機構は、昆虫であるアメリカミズアブ(以下、ミズアブ)を活用した新規の養魚用飼料の開発に取り組んでいます。このミズアブは食品工場から廃棄される野菜・果物の残渣などを餌として国内で育成したものです。
今回、飼料に含まれる魚粉の半分(飼料中全原料の31%)をミズアブの乾燥粉に置き換えてマダイに給餌して海面生け簀にて2ヶ月間養殖しました。その結果、500gのマダイが900gまで正常に成長しました。このマダイを令和7年2月1〜2日に葛西臨海水族園レストランで唐揚げにして、無料の試食会で提供致します。事前登録は不要ですが、葛西臨海水族園の入園料が必要です。また、食品リサイクルを進めるためのアンケートも実施しますのでご協力をお願いします。
本試食会は、ムーンショット型農林水産研究開発事業(研究推進法人: 生物系特定産業技術研究支援センター)の研究課題「地球規模の食料問題の解決と人類の宇宙進出に向けた昆虫が支える循環型食料生産システムの開発」の一部として実施されます。
詳細については以下のリンクをご覧ください。
(外部リンク)東京ズーネット
トークイベント「新たな魚のエサについて考える」
https://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=&link_num=28966
お問い合わせ先
本件照会先:国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産技術研究所
環境・応用部門(横浜庁舎) 安藤 忠 TEL:045-788-7657
石原賢司TEL:045-788-7681
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