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2024(R06).04.11 昆虫と微細藻類の配合による無魚粉・無魚油飼料でマダイをしっかり成長させることに成功

令和6年4月11日
国立研究開発法人水産研究・教育機構

昆虫と微細藻類の配合による無魚粉・無魚油飼料でマダイをしっかり成長させることに成功

 

アメリカミズアブと微細藻類を主原料に製造した無魚粉・無魚油の配合飼料で魚粉原料の飼料と同等にマダイをしっかり成長させることに成功しました。

【概要】

  水産研究・教育機構は、内閣府のムーンショット型研究開発制度を活用した「地球規模の食料問題の解決と人類の宇宙進出に向けた昆虫が支える循環型食料生産システムの開発(管理法人:生物系特定産業技術研究支援センター)、由良 敬プログラムマネージャー(お茶大の水女子大学教授)」において、アメリカミズアブと微細藻類(オーランチオキトリウム)を原料とした新規の養魚用飼料の開発に取り組んでいます。その成果として、国産のミズアブ粉と微細藻類粉を主原料にした無魚粉・無魚油とした飼料により、魚粉飼料を給餌したマダイと遜色ない成長速度を達成できました。このことは、ミズアブ粉と微細藻類粉を使用すれば魚粉と魚油を使用せずにしっかりとマダイを育成することが可能であることを示しています。この成果は、入手が困難になりつつある魚粉と魚油を飼料生産において不要とし、主原料を国産化することで食料安全保障を確保しながら養殖マダイの安定的供給に大きく貢献することが期待できます。

 

 詳細資料(PDF:537KB)

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経営企画部広報課  荒井 大介              TEL:045-277-0136

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養殖部門(長崎庁舎)安藤 忠               TEL:095-860-1632

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