2024(R06).4.16 明治~令和まで日本の沿岸資源の漁獲変動を可視化!
令和6年4月16日
国立研究開発法人水産研究・教育機構
明治~令和まで日本の沿岸資源の漁獲変動を可視化!
ポイント
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近年日本の各地で、「これまで漁獲されていた魚が獲れなくなった一方で、今まで獲れなかった魚の漁獲が増加した」といった話をよく耳にし、漁業者から「海が変わった」という声を多く聞く。この状況は 19 世紀末から長期的に繰り返される変動なのか探るため、明治 27 年(1894 年)から 128 年分の漁獲統計を都道府県別、魚種別に集計しました。そこから魚類、貝類、海藻類などを対象に日本全体の毎年の漁獲量重心*を計算し、グラフにより長期の変化を示すとともに、地図化をしました。
詳細資料(PDF:949KB)
*漁獲量重心
年別、魚種別、都道府県別に漁獲された量を都道府県庁所在地に載せたとして、水平につり合いがとれる点(日本列島をシーソーに例えバランスがとれる点)。漁獲量重心が動くとは、その魚種の獲れている漁場が変化していることを示します。
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本件照会先
国立研究開発法人水産研究・教育機構
(広報担当)経営企画部広報課 TEL: 045-277-0136 E-mail: fra-pr@fra.go.jp
(研究担当)水産資源研究所 水産資源研究センター 社会・生態系システム部
亘 真吾・竹村 紫苑・小柳津 瞳