国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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【開催報告】「未来社会創造事業 第3回公開成果報告会」で担当課題の紹介を行いました。

 水産研究・教育機構は、令和6年12月9日にベルサール半蔵門(東京都千代田区)で開催された「未来社会創造事業 第3回公開成果報告会~バイオ・ライフサイエンスを基盤とした豊かな未来社会の実現~」の中で担当課題の概要説明とともに、展示ブースにて取組内容の詳細と成果の展示を行いました。

 水産研究・教育機構は、本事業の「持続可能な社会の実現」領域の本格研究の枠のもと京都大学、東京海洋大学、東京大学、理化学研究所、長崎県総合水産試験場、株式会社ニッスイ、ハナマルキ株式会社とともに研究課題名「日本型持続可能な次世代養殖システムの開発」に取り組んでいます。本課題は、サバをモデル魚として養殖業の3つの重要な柱である餌(飼料)、種(育種)、場(養殖システム)にそれぞれ新たな技術を導入し、それらをパッケージ化した日本型次世代養殖システムの開発を目指しています。

 当日の前半で行われた5課題の講演の一つとして、本課題の研究代表者である中山一郎理事長から課題の全体の取組内容と現在までの成果について紹介しました。また、当日は、課題毎に展示ブースが設置され、本課題全体の概要を示した「新たな飼料・育種・養殖システムの技術導入による次世代養殖システムの開発」の他、「発酵技術を利用した資源循環型養殖餌料の開発」、「育種・系統保存技術の開発」、「環境変化に対応した新たな養殖システム」というタイトルのパネル展示とともに、2つの研究内容の動画や新規養殖システムの模型の展示も行い、各担当者から会場来場者にそれぞれの内容を詳細に説明しました。
なお、会場参加者は47名でその他にウェブ参加者が295名でした。

 

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中山理事長による講演

 

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展示ブースにおける内容説明