国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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【開催報告】令和6年度神栖庁舎一般公開

令和6年11月2日(土曜日)、神栖庁舎において一般公開を実施いたしました。

あいにくの天候にもかかわらず、224名の方にご来場いただき、誠にありがとうございました。

 

神栖庁舎は茨城県神栖市の利根川沿いにあり、長さ約1kmに及ぶ敷地が特徴です。

ここでは水産工学研究の最前線として日々研究が進められています。

広大な敷地のため、スタッフの目が届く範囲での公開としており、毎年、西側と東側の施設を交互で公開しています。

今年は西側の施設を公開し、来場者の皆様に水産工学研究の現場を身近に感じていただきました。

 海洋工学総合実験棟では、巨大水槽を用いた船舶の安全運航に関する実験や、無人船の開発状況などを展示いたしました。

回流水槽実験棟では、水流を再現して、漁業に関する様々な研究開発を行っている様子を公開いたしました。

漁船推進性能実験棟では、沖合底びき網漁船の開発、ソナー・魚群探知機による水産資源調査、海底プラスチックごみの回収について展示を行いました。

講演会場では、高橋秀行博士による講演会「ライフジャケットを着けよう」を実施し、海上での安全確保の重要性について分かりやすく解説しました。

講演後には、参加者の皆様にライフジャケットの着用や膨張式ライフジャケットを体験してもらい、安全意識を高めていただく機会となりました。

また、水中ドローンやAIを使用した魚や地形の解析などの研究成果や、調査機材、人工魚礁の模型の展示を行いました。

機械実験棟で行われた「ぽんぽん船」作り体験も、親子で楽しめ大好評でした。

参加者の方々は、思い思いに装飾を施した船を浮かべ、水蒸気の力で動く船の仕組みを学びながら楽しんでいました。

受付にて実施したアンケートでは、「楽しかった」「勉強になった」「近くにこんな大がかりな場所があってびっくり」など、多数のご意見をいただきました。

いただいたご意見は、今後の運営に活かしてまいります。

今後も、当機構の実施する一般公開を通して、私たちの研究成果を知っていただき、当機構の業務への理解を深めていただくきっかけとしていただければ幸いです。

ご来場いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

 

※次回の一般公開は、当機構のHP「イベントカレンダー」でご確認ください。