国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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オニオコゼの種苗生産・放流と放流効果

大阪府立水産試験場 第3研究室
[連絡先]0724-95-5252
[推進会議]瀬戸内海ブロック
[専門]増養殖技術
[研究対象]その他底魚
[分類]研究


[ねらい・目的と成果の特徴]

  • オニオコゼ種苗を量産し放流することで、大阪湾のオニオコゼ漁獲量を増加させ、栽培漁業の有効性を実証する。
  • (1)オニオコゼ種苗の安定した量産技術を開発し、全長50mmの種苗を年間5万尾以上の生産ができる技術を確立した(表を参照のこと)。
  • (2)放流対象海域の漁獲物に占める放流魚の割合が、20%以上に上昇した(図を参照のこと)。

[成果の活用面等]

  • 大阪湾の地域特産種としてブランド化し、適切な資源管理を行い漁獲量を増加させることで、漁業生産の安定に寄与する。


[具体的データ]

表1
表 オニオコゼの放流実績
平成6年から平均全長50mm以上の種苗放流が可能となった。

 

図1
図 オニオコゼの放流尾数と混獲率
平成6年以後、全長50mm以上での放流を続けたことで、混獲率が近年は20%以上に上昇した。