2024(R06). 2. 2 【シンポジウム】 タコ養殖―生態から種苗生産、流通、利用、展望まで―
令和6年2月2日
国立研究開発法人水産研究・教育機構
【シンポジウム】 タコ養殖―生態から種苗生産、流通、利用、展望まで―
このたび、第 21回シーフードショー大阪(2月21、22日 ATC ホール (アジア太平洋トレードセンター))において、タコ養殖における生態から種苗生産、流通、利用と展望までを紹介するシンポジウムを開催します。 最新の研究成果や課題について 2 日にわたり、ご紹介いたします。 |
【背景】
タコは日本人にとって馴染みの深い水産物です。刺身、寿司、タコ酢、さらにはタコ焼きなど幅広い調理法で食べられています。近年の世界的な和食ブームやシーフード利用の広がりとともに、世界のタコ類の消費量は増加しています。タコ類の輸入価格が上昇し、輸入量は減少していることから、マダコを安定供給するために養殖への期待が高まっています。
マダコ養殖を実用化するために、当機構はさまざまな機関と連携して、生態から種苗生産を含めた研究開発を進めています。シンポジウムでは、これまでの研究成果を紹介するとともに、専門の方々を招いて、タコ類を取り巻く状況として、漁業や流通、たこ焼き業界の話もご紹介いただきます。
当機構を中心とする研究グループは、マダコ養殖の確立に向けて挑戦していま す。
【発表内容】
日時①:2 月 21 日 11〜13 時
1)趣旨説明 伊藤 篤(水産研究・教育機構)
2)マダコの産卵生態 亀井良則(岡山県農林水産総合センター水産研究所)
3)マダコ種苗生産技術の進展 竹島 利(水産研究・教育機構)
4)マダコ稚仔の生態はどこまで分かったのか? 團 重樹(東京海洋大学)
日時②:2 月 22 日 11〜13 時
5)どうなる?明石だこ!! 戎本裕明(明石浦漁業協同組合)
6)国内外のタコ類の流通事情 三木奈都子(水産研究・教育機構)
7)たこ焼き屋さんのタコ事情 田中由弘(株式会社甲賀流)
8)マダコ養殖を実現するための課題 伊藤 篤(水産研究・教育機構)
【展示出展内容】
第 21 回シーフードショー大阪ではマダコ養殖の研究成果等についてポスター展示して、研究者が質問などにお答えいたします。
【セミナー申し込み】
https://seafoodshow-japan.com/osaka/seminars_list
本シンポジウムは生研支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業」の支援を受け、同事業の研究課題「マダコ養殖の事業化に向けた飼育技術の高度化と普及」の一環として実施するものです。なお、講演の一部にその成果を含みます。
詳細(PDF:195KB)
チラシ 【シンポジウム】 タコ養殖―生態から種苗生産、流通、利用、展望まで―(PDF:300KB)
お問い合わせ先
【セミナーに関する件】
国立研究開発法人 水産研究・教育機構
本部 経営企画部 広報課 荒井大介
TEL:045-277-0136
国立研究開発法人 水産研究・教育機構
水産技術研究所 養殖部門 生産技術部 伊藤 篤
TEL:0848-73-5020