国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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2024(R06). 1.31 沖合底びき網漁業や小型いか釣漁業の漁場形成予測に必要な海洋シミュレーション技術の高度化に関する共同研究を開始

令和6年1月31日
国立研究開発法人水産研究・教育機構

株式会社オーシャンアイズ

 

沖合底びき網漁業や小型いか釣漁業の漁場形成予測に必要な

海洋シミュレーション技術の高度化に関する共同研究を開始

 

ポイント 

  • 漁船で得られた水温・塩分データ等を利用して海洋環境予測技術の精度向上を目指します
  • 海洋環境予測技術の精度向上は、漁船による漁場選択の効率化に繋がると期待されます

 

 国立研究開発法人水産研究・教育機構と株式会社オーシャンアイズは、漁船で取得した海洋観測データにより海洋環境予測技術を改善し、その有効性を検証する共同研究を開始します。

 

 本共同研究では、水産研究・教育機構開発調査センターが北海道の道南太平洋海域で操業する沖合底びき網漁船と日本海で操業する小型いか釣漁船から漁獲地点の海面から海底付近までの水温や塩分のデータを収集します。株式会社オーシャンアイズは、各漁船から収集したデータを用いて、海洋環境予測技術の精度を高めるためのデータ同化技術の開発を行います。

 

 本共同研究により、日常的に出漁している漁船データの活用で、海洋環境予測技術に利用可能なデータが大幅に増えることが見込まれます。また、海洋環境予測技術の精度向上は漁場形成を予測する技術開発にも応用可能であり、更なる漁場選択の効率化、操業の効率化に繋がることが期待されます。

 

※ データ同化とは、観測値とシミュレーション計算値を突き合わせ、計算値の予測精度を高め る方法です。

 

詳細(PDF:1,037KB)

お問い合わせ先

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 開発調査センター

(研究担当者)漁業第二グループリーダー 貞安一廣   TEL:045-277-0210(3400)

(広報担当者)技術調査調整役 加藤慶樹        TEL:045-277-0210(3109)

株式会社オーシャンアイズ

(問合せ担当)e-mail:info@oceaneyes.co.jp