国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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人工魚礁へのメバルの蝟集生態

宮城県水産研究開発センター 海洋資源部
[連絡先]0225-24-0138
[推進会議]東北ブロック
[専門]資源生態
[研究対象]他の底魚
[分類]行政


[ねらい・目的と成果の特徴]
ねらい:人工魚礁でのメバルの蝟集生態の解明。
成果の特徴:

  1. 平成9年6月から平成14年3月まで人工魚礁(海域礁)で毎月1回刺網調査を実施し漁獲したメバルの年齢を調べた。
  2. 沿岸浅所から水深30~40mの人工魚礁へ生後2~3年目頃に移動することが分かった。
  3. 3歳魚の蝟集量は年により最大10倍程度の差が見られた。


[成果の活用面等]
人工魚礁設置計画作成時の基礎資料及び資源管理手法の策定。


[具体的データ]

表1
表1 1才魚は8尾しか漁獲されておらず人工魚礁へは2才魚以上から移動する。

 

表2
表2 年齢別・年級別の刺網1反当りの平均漁獲尾数(CPUE)では3才魚が最も高いことから3才魚までには大半が移動するものと考えられた。