エゾアワビ海面カゴ養殖マニュアルの作成
岩手県水産技術センター 種苗開発部
[連絡先]0193-26-7918
[推進会議]東北ブロック
[専門]増養殖技術
[研究対象]あわび
[分類]普及
[ねらい・目的と成果の特徴]
ねらい:
エゾアワビ海面カゴ養殖の飼育管理マニュアルを作成し、エゾアワビ海面養殖振興の一助とする。
成果の特徴:
- 選抜育種を行った種苗とそうでない種苗の遺伝的な違いにより、出荷サイズ(7~8cm)までの成長が大きく異なることを確認した(図1)。
- 単位期間当たりの増殻長が成長に伴い低下することを確認し、養殖サイクルを検討する目安として、その傾向について整理した(図2)。
- 実際に用いられている養殖カゴやその中に入れるシェルター(アワビが付着する板)の種類や形状に応じた適正な収容個数を算出した(表1)。
[成果の活用面等]
県内の漁業者、漁協、普及員等に配布した。
[具体的データ]
図1 2種類の種苗を用いた養殖における平均重量の推移
図2 2種類の種苗を用いた養殖における殻長と年間増殻長の関係
表1 適正収容個数の例