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2021(R03). 9. 7 セレノネインのヒトの未病改善効果を検証する共同研究を開始します

令和 3年 9月 7日

国立研究開発法人 水産研究・教育機構

セレノネインのヒトの未病改善効果を検証する共同研究を開始します

 

 

  • 国立研究開発法人水産研究・教育機構、神奈川県水産技術センター、学校法人聖マリアンナ医科大学は、セレノネインの生活習慣病対策やアンチエイジングなどのヒトの未病改善への有効性を検証する共同研究を開始します。

 共同研究では、高い抗酸化力を持つマグロのセレノネインに注目し、継続的にマグロを摂取した場合のセレノネインの蓄積とその効果としてヒトの未病改善への有効性を検証します。

 具体的には、食事としてマグロを1週間に3食(1食あたり80~120g)、3週間継続して摂取し、血中に蓄積するセレノネイン濃度、老化抑制を行う遺伝子の活性、血液中のストレス度について測定を行って、継続的摂取の有効性を分析します。

 研究の統括は神奈川県水産技術センターです。神奈川県水産技術センターはその他に食品としてのマグロがもつ抗酸化力の評価、抗酸化力の高い水産加工品開発を行います。
 水産研究・教育機構はセレノネインの正確な分析を行います。
 聖マリアンナ医科大学はセレノネイン摂取による老化抑制効果の検証を行います。

(*) セレノネインは、活性酸素を除去する機能の高い物質で、生活習慣病対策やアンチエイジングなどが期待されています。(出典:平成21 年度中央水産研究所主要研究成果集「研究のうごき第8号」)
注意:マグロ(クロマグロ、メバチ、ミナミマグロなど)は、「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」により、妊娠期間中に食べる量が定められています。

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経営企画部 広報課

山田 東也 TEL: 045-277-0136