国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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本間光研究等支援職員がPICES2023年次大会で最優秀口頭発表賞を受賞

 水産資源研究所海洋環境部(塩竃庁舎)の本間光研究等支援職員が、2023年10月23日から27日にかけて開催された北太平洋海洋科学機関(PICES:North Pacific Marine Science Organization)2023年次大会において海洋物理学・気候委員会より若手研究者最優秀口頭発表賞(Early Career Ocean Professional (ECOP) best oral presentation award (Physical Oceanography and Climate Committee))を受賞しました。

受賞者:本間光(研究等支援職員、塩竈)

発表題目:Distribution of acoustically detected marine organisms across Kuroshio Extension front associated with physical and biogeochemical environments
(和文題目:黒潮続流フロントにおいて音響測器で捉えた生物分布と物理・生化学環境の関係性に関する研究)

発表内容概略: 本研究では、黒潮続流フロント域において、曳航式観測装置を用いた水質パラメータの計測と、計量魚群探知機を用いた音響散乱の計測を同時に実施することで得られた高空間解像度の現場データから、漁場環境と生物分布の関係性を調査した。この結果、フロント付近の表層にて高い生物量が観測され、動物プランクトンやマイクロネクトン、あるいは魚類など生態系における高次栄養生物にとっての好環境がフロント域の表層で形成されることが実測データから示唆された。