漁場マップの作成
長崎県総合水産試験場 漁業技術科
[連絡先]095-850-6308
[推進会議]水産工学
[専門]水産土木
[研究対象]魚類
[分類]普及
[ねらい・目的と成果の特徴]
- 底魚魚類を対象とする各種漁業を営む上で漁場の海底状況を知ることは必須のことであるが,その参考となるものは海図以外にはなく,従来より漁業者は経験と勘に頼ってきた。
- 当総合水試では沿岸・沖合域漁場の詳細な海底地形(起伏,こぼれ瀬,魚礁等)を把握するため,昭和60年度よりサイドスキャンソナーを用い県下各地の漁場マップ(海底地形図)を作成してきた。
- 漁場マップの作成により,対象とする漁場の詳細な地形を紙面で見ることができ,新漁場開発や漁法改良等に活用できる。
[成果の活用面等]
- 漁業者,関係団体等に普及することにより効率的な漁場利用が図られ,漁家経営の安定につながる。
[具体的データ]
図:(漁場マップ例)五島東地区人工礁漁場調査図(H10.8.17調査)
五島東地区人工礁はS57~H4にかけ五島地区に造成された漁場である
(規模:59,075空m3,造成面積3.8km2)。図中の黒い点は魚礁群を示す。