日本水産学会奨励賞、日本水産学会論文賞(中央水産研究所 帰山秀樹)
帰山秀樹研究員が水産学会大会でW受賞
情報公開日:2016年4月6日 (水曜日)
当所海洋・生態系研究センターの帰山秀樹研究員が、平成27年度日本水産学会奨励賞ならびに同、論文賞を受賞し、2016年3月26日から30日に東京海洋大学で開催された平成28年度水産学会春季大会において表彰されました。
同研究員の功績ならびに論文は、東日本大震災時に起きた福島第一原発事故後の海洋および水産物の放射能調査に加えて、事故直後より取り組んできた放射性物質の挙動と影響に関する真摯なアプローチと、正確で迅速な公表を行っていることが高く評価されたものです。放射能の水産物への影響については今後も研究の継続が不可欠であり、帰山研究員はじめ水産研究・教育機構の今後さらなる研究の発展が期待されております。
奨励賞受賞者:帰山秀樹
受賞対象功績:『水圏生態系への放射能物質拡散の影響評価に関する研究』
論文賞受賞者:帰山秀樹、藤本 賢、安倍大介、重信裕弥、小野恒夫、田所和明、
岡崎雄二、筧 茂穂、伊藤進一、成松庸二、中田 薫、森田貴己、渡邊朝生
受賞対象論文:常磐-三陸沖合,仙台湾および親潮域の海水および動物プランクトンにおける東京電力
福島第一原子力発電所事故に伴う 134Cs および 137Cs 濃度の時系列変動,
(Fukushima-derived radionuclides 134Cs and 137Cs in zooplankton and seawater samples
collected off the Joban-Sanriku coast, in Sendai Bay, and in the Oyashio region)
Fisheries Science, 81(1), 139-153, 2015.
於:平成28年度水産学会春季大会(東京海洋大学)