国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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日仏海洋学シンポジウム The Best Poster Award(東北区水産研究所 八谷三和)

The Best Poster Awardの受賞報告

 

  • タイトル
     Clearance Rates of Crassostrea spp. on Oyster Reef in Temperate Semi-enclosed Ariake Bay, Western Japan.
  • 著者
     八谷三和(東北水研) 、中野昌次 (西海水研)、鈴木健吾 (北水研)、木元克則 (西海水研)
  • 研究の概要
     有明海の干潟には、カキが互いに付着した島のような構造(カキ礁)が点在する。これらカキ礁には、水中の有機物を除去し、有明海で問題となっている貧酸素水塊の発生を軽減する機能があると期待される。そこで、本研究では、カキ礁を構成するスミノエガキ(有明海特産種)、シカメ(準特産種)およびマガキ(普通種)を対象に、ろ水量(カキ1個体が1時間あたりにろ過する水の体積)の水温・塩分応答を室内試験により評価し、定式化した。この研究により、有明海のカキ礁による有機物除去機能を定量化することが可能となった。
     なお、本研究は研究員八谷三和が西海区水産研究所有明海・八代海漁場環境研究センターに所属していた時の研究成果をまとめたものである。

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受賞した研究員 八谷三和(写真中央)と、秋山所長(写真左)及び渡邊業務推進部長(写真右)

 

第16回日仏海洋学シンポジウムの開催報告

 

 平成27年11月19日から20日にかけて、宮城県塩釜市の塩竈市公民館本町分室で、日仏海洋学会及び仏日海洋学会主催、東北区水産研究所等共催の第16回日仏海洋学シンポジウムが開催されました。当日は、日仏の研究者など68名(うち、フランスの研究者は18名)が参加し、研究発表とポスター発表が行われました。

 

日仏共同研究セッション

 フランス海洋環境研究所(Ifremer)と国立研究開発法人水産総合研究センターとの間では、水産分野の研究協力を推進するMOU(覚書)を締結しており、本シンポジウムでも、両機関における共同研究についてのセッション「Promotion of cooperative research on fisheries/oceanography between Japan and France」が設けられ、4題の研究発表が行われました。

研究発表の様子 (当日の会場の様子)