PCRによる診断のためのプライマー情報
最終更新日:2021年6月23日
すでに論文等で公開されているさまざまな感染性疾病の診断法,主として病原体検出のためのPCR用プライマー情報をPDFファイルで提供します。多くのものについて,増養殖研究所で実際に確認しておらず,精度や感度について必ずしも当研究所として保証するものではないことをご了承ください。
なお,持続的養殖生産確保法に基づく特定疾病については原則としてここには載せていませんので,農林水産省のホームページの中の「水産動物の病気を防ぐために(水産動物の衛生及び水産動物の感染症について)」(外部リンク)のページにある,「水産防疫に関する情報」の中の「水産防疫対策要綱」のPDF ファイルをごらんください。 特定疾病の病原体が複数の遺伝子型の一部である場合については,他の遺伝子型との関係から掲載しているものもあります。
各方法の推奨度について
☆:OIEの疾病マニュアルに記載されている,あるいは一般に広く使用されているもの。
☆☆:増養殖研究所において,当該病原体が検出されることを確認しているもの。ただし,精度や感度が検証されていないものも含む。
-:上記以外
反応温度条件について
- 原報に記載があれば,参考までにその反応温度条件を載せています。ただし,逆転写やPCRの最適な反応条件は使用する酵素によって異なります。また,原報が古い場合,あるいはnested PCRの一回目のPCRとして記載されている場合などではサイクル数が少ないケースがあります。したがって,目的や使用する酵素(キット)の使用説明等にある反応条件に従って行うことが推奨されます。
- リアルタイムPCRのプローブの標識は機械によっては検出できないものもあるのでご注意ください。
- 試薬の記載があるものは,特にことわりのない限り原報に記載されているものです。
- 参考までに,典型的なPCRプロトコルの例を示します。