国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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青森県ほたて流通振興協会等から感謝状授与(中央水産研究所 鈴木敏之)

鈴木敏之センター長が青森県ほたて流通振興協会等の感謝状を受賞

 

情報公開日:2016年2月2日 (水曜日)

 平成29年1月6日、むつ湾漁業振興会並びに青森県ほたて流通振興協会が主催となり、青森県知事や地元国会議員、ほたて生産者など200名以上が出席し「平成29年ほたて生産・販売関係者新年祝賀会」(青森県水産ビル)が開催されました。
 昨年の青森県のホタテガイ生産額は200億円を突破し、過去最高の活況ですが、平成27年3月に下痢性貝毒公定法が動物試験から機器分析法に移行して以来、青森県では下痢性貝毒による出荷規制は1件もなく、機器分析法の導入が現在の活況の大きな要因と考えられています。
 この祝賀会で、当機構の鈴木敏之水産物応用開発研究センター長が長年にわたり積み重ねてきた貝毒機器分析法の研究や規制対象毒成分の毒性評価研究などの研究成果に感謝の意を示し、「感謝状」が青森県漁業協同組合連合会、むつ湾漁業振興会、青森県ほたて流通振興協会の3団体から贈呈されました。

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受賞者:鈴木敏之 (中央水産研究所 水産物応用開発研究センター長)
受賞対象功績:『貝毒機器分析の導入への貢献』

 

【参考】

鈴木敏之(2014) 下痢性貝毒オカダ酸群の機器分析, The Chemical Times, No.3, 6-11.

鈴木敏之(2015)わが国における貝毒監視体制の今後の動向、日本水産学会誌、81(2)、302-303.

鈴木敏之(2016) 貝毒の規制値,監視体制と機器分析、食品衛生学雑誌、57(5)、171-131.

 

Toshiyuki SUZUKI and Michael A. QUILLIAM (2011) LC-MS/MS Analysis of Diarrhetic Shellfish Poisoning (DSP) Toxins, Okadaic Acid and Dinophysistoxin Analogues, and Other Lipophilic Toxins、Analitical Science、27(6)、571-584.