第3回サーモン・陸上養殖勉強会の開催について
水産増養殖産業イノベーション創出プラットフォームは、去る9月4日(金曜日)、水産研究・教育機構横浜庁舎講堂にて、「サーモン・陸上養殖勉強会」を開催しました。
この勉強会は、特に近年関心が高まっているサーモン及び陸上養殖について、会員の皆様と意見交換を活発に行い、新たな研究課題の発掘やコンソーシアム構築に資するという趣旨で開催しています。 昨年とは異なり、コロナウィルスの感染対策に配慮した開催としました。講堂とWEBでの参加者とし登録だけで208名ありました。
勉強会は、主催者である水産研究・教育機構水産技術研究所 桑原研究主幹が挨拶を行った後に、下記の5題の話題提供がスタートしました。
今年は養殖業成長産業化戦略が公表され、サケ・マスの生産量増加が掲げられており、種苗の確保や漁場の課題、陸上養殖の展望、海外の輸入サーモンやサーモンと競合する魚種など話題提供を行いました。 最後に水産庁から養殖全般の事業性評価を活用した養殖への融資の方向についてお話しがありました。
- 登録いただいた方々からの質問に対する回答(PDF:409KB)
- 出席者の方々に回答いただいたアンケートの結果(PDF:1,063KB)
話題提供の資料:(敬称略)
議事次第(PDF:73KB)
サーモン課題整理(PDF:768KB)
サーモン養殖用種苗の増産に対応する閉鎖循環システムの活用
水産研究・教育機構 水産技術研究所 主任研究員 今井 智
「沿岸漁業の利用状況調査」から見えてきたこと(PDF:1,755KB)
水産研究・教育機構 開発調査センター 研究員 但馬 英知
「陸上養殖の現状と展望」(PDF:1,122KB)
(株)FRDジャパン 最高執行責任者(COO) 十河 哲朗
競争優位性獲得に向けた海外サーモン養殖の事業構造(PDF:4,289KB)
マリンスフィア株式会社代表取締役 寺田 充宏
養殖業成長産業化総合戦略と養殖業の事業性評価(PDF:3,020KB)
水産庁 栽培養殖課 木原 崇彰
これらの話題提供ののち、参加者から事前にお聞きしたアンケートも活用した意見交換会が行われ、サーモンと陸上養殖をテーマに活発な議論がなされました。 発表資料及び勉強会の概要は別添のとおりとなります。これらの資料を今後の研究開発課題のアイディアや連携の推進にご活用下さい。