水産物応用開発部
水産物応用開発部では、水産物の安全と有効利用を支えるための研究開発を行っています。安全を守るための研究として、海洋生物毒の監視体制の高度化をめざしています。より簡便・高精度な検査法や貝毒標準物質の開発、高精度分析法を駆使した魚介類の毒化機構解明などに挑戦し、安全な水産物の供給に貢献します。有効利用については、水産物に含まれる成分の機能性や健康増進作用を明らかにする研究を行い、水産食品の普及促進、私たちの健康増進、水産物の付加価値向上に寄与しています。水産物由来成分のより厳密な機能性や安全性、健康増進作用の解明を進めるとともに、水産物のおいしさに関する科学的な評価法の研究や簡易検査法の研究にも取り組みます。
水産物応用開発部は、安全管理グループと付加価値向上グループで構成されています。
安全管理グループ
安全な水産物の供給に貢献することを目的に、貝毒を中心とした海洋生物毒の監視・検査体制の高度化、及び、水産食品で問題となるノロウイルスやヒスタミン生成菌等の食中毒原因微生物に関する研究開発に取り組んでいます。
付加価値向上グループ
水産物の付加価値向上に寄与することを目的に、水産物に含まれる成分の機能性や健康増進作用、水産物の美味しさ、鮮度に関する科学的な評価法などに関する研究開発に取り組んでいます。