日本食品微生物学会優秀発表賞(中央水産研究所 大島千尋)
大島千尋研究員が第40回日本食品微生物学会学術総会で日本食品微生物学会優秀発表賞を受賞
掲載日:2020年2月6日
中央水産研究所水産物応用開発研究センター衛生管理グループの大島千尋研究員が2019年11月28日から29日にかけて開催された第40回日本食品微生物学会学術総会において、日本食品微生物学会優秀発表賞を受賞しました。
受賞者
受賞者
大島 千尋(水産物応用開発研究センター衛生管理グループ)
受賞講演題名
機能水を用いた水産物の洗浄効果の検討
於:タワーホール船堀(東京都江戸川区)
受賞対象研究の意義
鮮魚の品質保持期間延長には、洗浄や殺菌等により微生物の付着量を最小限に抑え、さらに低温管理等により微生物の増殖を抑制することが効果的です。本研究では、水産物の洗浄に使用が認められている各機能水の殺菌効果を、アジをモデル魚体として検証しました。また、洗浄による細菌数の減少だけでなく、洗浄の前後における菌叢の変化から、機能水による洗浄が水産物の腐敗に関わる細菌種を効果的に殺菌できているのかを検証しました。本発表は、菌叢解析により洗浄効果を検証するという新しい手法とともに、その成果が高品質かつ安全な水産物の生産に貢献する可能性があることが評価され、今回の受賞となりました。