国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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PICES2019年次大会 最優秀口頭発表賞(中央水産研究所 杉本あおい)

杉本あおい研究員がPICES2019年次大会で最優秀口頭発表賞を受賞

掲載日:2019年11月11日

 中央水産研究所資源研究センター資源経済グループの杉本あおい研究員が2019年10月16日から27日にかけて開催された北太平洋海洋科学機関(The North Pacific Marine Science Organization = PICES)2019年次大会において、科学委員会シンポジウムの最優秀口頭発表賞(Science Board Symposium Best Oral Presentation Award、若手研究者対象)を受賞しました。

左側が受賞者

左側が受賞者

受賞者

杉本あおい(資源研究センター 資源経済グループ)

受賞講演題名

Participatory scenario building to conserve Cultural Ecosystem Services: The possibilities and challenges from a case study in Japan
(和訳:文化的生態系サービス保全のための参加型シナリオ分析―日本の事例研究から得られた可能性と課題―)
於:カナダ・ビクトリア、Victoria Conference Center

受賞対象研究の意義

 本発表は沖縄県八重山諸島において進行中の研究課題で、地域住民にとって重要な「海の価値」を住民参加型の研究手法により抽出し、それらの価値を効果的に保全する方策について論じたものです。本発表は国・地域ごとに固有で多様な「海の価値」を住民の視点から抽出する手法を提示した新規性・先駆性に加え、PICES2019大会全体のテーマでもあった「Connecting Science and communities(科学と地域社会の接続)」という課題への貢献可能性が高く評価され、今回の受賞にいたりました。