国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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PICES2018年次大会最優秀口頭発表賞(中央水産研究所 須田亜弥子)

須田亜弥子研究支援職員がPICES2018年次大会で最優秀口頭発表賞を受賞

掲載日:2018年11月8日

 中央水産研究所水産生命情報研究センターの須田亜弥子研究支援職員が、2018年10月25日から11月4日にかけて開催された北太平洋海洋科学機関(The North Pacific Marine Science Organization = PICES)2018年次大会において、水産科学部門の最優秀口頭発表賞(Fishery Science Committee Best Oral Presentation Award)を受賞しました。

次世代型DNAシーケンサー(Next Seq 500)の前で

次世代型DNAシーケンサー(Next Seq 500)の前で

受賞者

須田 亜弥子 (水産生命情報研究センター)

受賞講演題名

Development of male-specific DNA markers in the Pacific bluefin tuna (Thunnus orientalis): Potential applications for sex ratio control in aquaculture and contribution to tuna resource management
和訳:クロマグロ性判別マーカーの開発:養殖におけるクロマグロ性比管理の可能性と資源管理への貢献
於:横浜市:ワークピア横浜

受賞対象研究の意義

 これまでのクロマグロの性判別は、成熟個体を対象とした生殖腺の観察による方法が主に使われてきました。須田研究支援職員の研究では、クロマグロの全ゲノム多型情報を利用して、個体の遺伝的性を判別できるDNAマーカーの開発に成功しました。さらに、このDNAマーカーを用いた性判別技術を開発し、容易かつ正確なクロマグロの遺伝的性判別を可能にしました。この発表はクロマグロの養殖技術や資源管理の発展に大きく貢献する可能性を評価され、今回の受賞となりました。