国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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2017年青島シーフードショー(China Fisheries & Seafood Expo)に参加

平成29年11月1日から8日にかけて中華人民共和国山東省青島で行われた青島シーフードショー(China Fisheries & Seafood Expo 2017)に、本協議会代表である水産研究・教育機構の宮原理事長が参加しました。

開催前日に中国のインポーターである山東省中魯遠洋漁業股份有限公司(中魯遠洋)、大連遠洋漁業国際貿易公司(大連遠洋)のブースに、今回作成した本協議会のポスターとチラシを提供し、浙江大洋世家股份有限公司(大洋世家)にはポスター展示を依頼しました。

大連遠洋のブースではポスターを貼ったスタンドを準備して頂きました。中魯遠洋のブースではポスターとともに協議会の英語名を大きく展示した看板が作成されており、日本産クロマグロの展示にあわせチラシを配布して頂きました。ポスターの印象は3社とも良好でした。

協議会会員では、日本水産株式会社やマルハニチロ株式会社が自らのブースで展示し、株式会社極洋、株式会社双日、大洋エーアンドエフ株式会社、株式会社道水がそれぞれ関連する中国の会社ブースでの展示を行っていました。うちいくつかの社で、協議会ポスターの展示が行なわれていました。

(株)双日のブースで行われたマグロの解体ショーでは、解体中にカメラやスマートフォンで撮影する人垣で熱気に包まれており、非常に集客効果が高いと感じました。

今回の青島シーフードショーではメインステージや専用セミナー会場が確認できなかったため、協議会の活動やロゴマークの宣伝には、各会員および協力してくれる中国企業のブースでの積極的な展示が必要であるとの印象を持ちました。

公式ウェブサイトによると、青島シーフードショーはアジア最大のシーフードショーで、2017年は36,000平米の展示スペースで毎年拡大中、出展社は46カ国から1400以上、来場者は100カ国以上から28,000人となっています。

東京で行われているジャパン・インターナショナル・シーフードショーと比べると面積は3倍近く、出展社数も1.5倍以上あります。東京で一番大きなブースが青島では平均的なサイズである印象で、通路が広く、通行はしやすく、見通しが良い印象でした。

青島では、東京のような小さなブースを構える業者もありますが、非常に大きな箱物をつくって、内部に広い商談スペースを設けているブースが主流でした。試食を提供するブースも多いですが、どちらかといえばブース内での商談が中心のように思われました(大洋世家では200平米で展示、販売、調理、商談スペースが各四分の一ずつ)。

展示されている魚介類は冷凍物が多く、氷上で鮮魚を展示しているところもありますが、日本に比べると鮮度は良くない印象です。その中でも大洋世家は長崎産の鮮魚を展示し、全展示の中でも一番鮮度が良く、多くの客で賑わっていました。