第7回 カタクチイワシ勉強会を開催
第7回カタクチイワシ勉強会は,平成22年9月8日(水曜日)に水産庁漁政課で開催し,当プロジェクト研究関係者の他,横浜丸魚,長井水産,大福商店,新鮮組本部,上久,東洋水産,新鮮組本部,網代漁業,伊東定置網協会,神奈川県庁,千葉県水産加工業協同組合,宮城県水産技術総合センター,全漁連,JICA,大日本水産会,大日本水産会,水産経済新聞,水産庁など計29名が参加しました。
1) カタクチ高度利用への取組
プロジェクト研究でカタクチイワシを食用化するために開発された2つの技術;
1) 頭つきのまま丸ごとスリ身にする技術
2) 手作業の手間を機械化する技術
を紹介しました。 さらに,日清丸紅飼料(株)と中央水産研究所が開発を進めている,魚粉を使わずに,カタクチと大豆粉,副原料を一度の加熱で飼料にするEP飼料を紹介しました。
2) 情報交換
出席者より,未利用魚の現状や取り組み事例の報告,魚粉の需給状況の解説,水産庁補助事業の説明等が行なわれました。また,開発技術を使った具体的な製品づくりの発表もあり,新しい技術の実用化には、このような情報交換の機会を設け,多くの人たちが知恵や意見を出しあい,研究開発と現場とのギャップを埋めていくことが不可欠と感じられました。