国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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第5回 カタクチイワシ勉強会を開催

 第5回カタクチイワシ勉強会は,成果の一つである「丸ごとすり身」技術のリファイナー法を紹介するため,平成22年7月2日(金曜日)に,宮城県水産技術総合センター水産加工開発部(宮城県石巻市魚町)で開催し,当プロジェクト研究担当者および宮城県水産練り研究会会員など40名が参加しました。

1) 「丸ごとすり身のリファイナー法」の実演

 魚の頭と内臓を取り除くことなく丸のままですり身を作る「丸ごとすり身」技術を応用した「リファイナー法」のデモンストレーションを行いました。原料は昨年秋に水揚げされたカタクチイワシ冷凍ブロック(10~20g程度)を原料に,

1. 裁断(バンドソー)

2. 粉砕(チョッパー)

3. 裏ごし(リファイナー)

4. 水さらし

5. 脱水(デカンター)

の工程を公開しました。

2) 意見交換会

  「リファイナー法」で製造されたカタクチイワシすり身を用いた試作品(魚肉ソーセージ,揚げかま,蒲鉾チップス)の試食を行いました。色,食感,臭い,味などについて活発な意見交換が行われました。