国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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第4回 カタクチイワシ勉強会を開催

 第4回カタクチイワシ勉強会は,成果の一つである「ヘッドカッター連動式フィレマシン」を現場でデモンストレーションを行うため,平成22年5月13日(木曜日)に長井水産(神奈川県横須賀市)で開催し,当プロジェクト研究関係者の他,長井水産,横浜丸魚,東洋水産機械,宮城県水産技術総合センター,ヤマサコウショウ,千葉県水産総合研究センター,カネヨン水産,大福商店,海洋水産システム協会,築地魚市場など計17名が参加しました。

1) 「ヘッドカッター連動型フィレマシン」の実例

 東洋水産機械(株)のカタクチイワシ処理機(ヘッドカッター連動型フィレーマシン)のデモンストレーションとして,当日朝に漁獲したカタクチイワシを用いて,実際に魚体から頭を切断し,内臓を除去しながら開き加工していく工程を公開しました。同処理機は3月18日に長井水産に設置し,商品開発等の検討を依頼したもので,同処理機で処理したカタクチイワシを使った刺身と酢漬けを参加者が試食し,その評価と実用化の可能性について意見を出し合いました。 

2) カタクチイワシ処理機の評価および製品の実用化

 処理機については,処理スピードが遅い(120尾/分)ことが,やはり実用化には最大のネックとなることが挙げられました。また、製品の評価については,当方がほとんど問題視していなかった,背ビレと腹骨の残存が,食感のデメリットとなることが指摘されました。