国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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第3回 カタクチイワシ勉強会を開催

 第3回カタクチイワシ勉強会は,成果の一つである「丸ごとすり身」技術の公開試験を行うため,平成21年11月12日(木曜日)に長崎蒲鉾水産加工業協同組合(長崎市)で開催し,当プロジェクト研究関係者の他,長井水産,水産庁加工流通課,広島水産,東洋水産,巴工業,増幸産業,宮城県水産技術総合センター,ヤマサコウショウ,長崎県総合水産試験場,上久,長崎蒲鉾水産加工業協同組合など計20名が参加しました。

 カタクチイワシの「丸ごとすり身」(内臓や頭を除去せずに丸ごとすり身にする技術)の製造試験を,長崎蒲鉾水産加工業協同組合がプラントレベルで行っており,実験最終日に見学,試食および意見交換を行いました。

 試食は好評でしたが,製造方法等の改善について,それぞれの専門家の視点から活発な意見交換が行われました。しかしながら,コスト試算は行われておらず,これをどう売るかでは議論が活発に行われました。最終目的は丸ごとすり身技術が現場で利用されることで,今後は国の補助事業利用も含め,製造に手を挙げる加工業者へのバックアップが必要だと考えられました。