国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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第2回 カタクチイワシ勉強会を開催

 第2回カタクチイワシ勉強会は,成果の一つである「ヘッドカッター連動式フィレマシン」のデモンストレーションを行うため,平成21年10月8日(金曜日)に当所で開催し,当プロジェクト研究関係者の他,長井水産,横浜丸魚,千葉県水産総合研究センター,海洋水産システム協会,広島水産,東洋水産,東洋水産機械,巴工業など計16名が参加しました。

1. ペルーでのアンチョビー利用の紹介

 大型船および零細漁船における船上での鮮度保持方法を紹介するとともに,加工場における頭と内臓の除去(魚体処理)方法を紹介し ました。伝統的食品「アンショビア」,オイルサーディン等の缶詰,ドレスまたはラウンドの冷凍品などの製造について紹介しました。

2. 「ヘッドカッター連動型フィレマシン」の実演

 ヘッドカッターとフィレマシンを連結させて1台とした,蝶開き用処理機のデモンストレーションを行いました。原料は千葉産のカタクチイワシ冷凍品を解凍して用い,蝶開きフィレーをつくりました。

3. 魚肉ソーセージの試作実演

 上記のデモンストレーションで得られた魚肉フィレーから,魚肉ソーセージを試作実演しました。すり身ではなく,魚肉からつくったソーセージの味は極めて良く,販売できるとの声が多かったのですが,メーカーにとっては原料供給や規格等の面から製品化は難しいようです。