国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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第13回 カタクチイワシ勉強会を開催

 第13回カタクチイワシ勉強会は,平成23年11月16日(木曜日)に中央水産研究所(横浜市)において開催され,カタクチイワシに限定せず,日本各地で利用が進んでいない未利用魚を対象として,その有効利用をテーマにしました。出席者は,水産大学校,宮城県水産技術総合センター,愛媛県産業技術研究所,島根県水産技術センター,岡山県農林水産総合センター,静岡県水産技術研究所,千葉県水産総合研究センターなどから16名が参加しました。

発表(敬称略)

1) 日本と世界のすり身とかまぼこ産業の動向 福田 裕(水産大学校)
2) 当センターの被災状況と今後の取り組みについて 阿部 弘(宮城県水産技術総合センター)
3) 愛媛県における未利用魚の利用につい 藤田慶之(愛媛県産業技術研究所)
4) 低未利用魚の食用化への取り組み 井岡 久(島根県水産技術センター)
5) 小型シログチの利用開発について 元谷 剛(岡山県農林水産総合センター)
6) 低・未利用魚の利用促進研究 山崎資之(静岡県水産技術研究所)
7) 千葉県における近況報告 小林正三(千葉県水産総合研究センター)

意見交換会 

 島根県からは,マアジやニギスを原料として,現状の工場設備を用いた丸ごとすり身量産化試験の報告がありました。裏ごし機の目詰まり,骨などの夾雑物による食感,および消化酵素の影響などの課題が提示され,これらへの対応策について意見交換が行われました。