広島国泰寺高校科学部のみなさんが、廿日市庁舎を見学に訪れました
令和6年3月22日、広島国泰寺高校科学部に所属する1年生(当時)4名及び同部顧問の三上恭彦先生が、水産研究・教育機構廿日市庁舎を見学に訪れました。
生徒の皆さんは事前に当庁舎の研究内容を予習されていて、瀬戸内海での栄養塩環境と珪藻の増殖との関係、赤潮プランクトン増殖のメカニズムなど、特に関心あるトピックスを質問にして送っていただいていました。そこで当庁舎では第一線で活躍する研究者らが、珪藻の増殖に関する研究や、有害・有毒プランクトンに関する研究を紹介し、顕微鏡観察などを体験していただきながら、生徒の皆さんからの質問に回答しました。
また、係留中の調査船「こたか丸」の船上で、同船の機関長が、船の概要、船上での採水などの実際の調査方法、調査航海の重要性などを説明して、調査船に対する理解も深めていただきました。
最後に生徒の皆さんと研究者がテーブルを囲んで、見学いただいた内容をふまえて、実際の調査で使用する器材や、瀬戸内海の栄養塩管理に関する世の中の動き、将来研究を続けていくためのキャリアパスなど、生徒の皆さんの質問に対するまとめの回答を行いました。
理性と好奇心豊かな生徒の皆さんを前に、研究者らも真剣に応じた2時間でした。この見学が皆さんの学びに役立ちましたら嬉しいです。