国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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ウスバモク

ウスバモク Sargasso tenuiolium Yamada

  藻体はふつう30cmから50cm,1m以上になることはほとんどない。付着器は小さな盤状で,付着器から伸びる主枝は平たい2稜形である。主枝の下部から伸びる葉や枝は,下方向へ反るようにして生じる。表面に刺はなく,滑らかである。葉は薄く先端は尖り,縁辺は中心近くまでに達する切れ込みが多数ある。葉は水中で青白く光って見える傾向にある。気胞は球形から長円形で,気胞の頂端には糸状の突起か,葉と同様の形態をした葉状の突起をもつ。生殖器官は小さなヘラ形で縁辺には刺をもつ。雌雄同株である。

水中写真

撮影地:長崎県長崎市見崎町地先

撮影年月日:2007年7月28日

ウスバモクというホンダワラ類海藻の海中での生体写真

生鮮標本

採集地:長崎県長崎市見崎町地先

ウスバモクというホンダワラ類海藻の生体写真

乾燥標本

ウスバモクというホンダワラ類海藻の標本写真