国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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マジリモク

マジリモク Sargassum carpophyllum J. Agardh

  藻体は60cmからしばしば1mを超える。付着器は小さな盤状である。付着器から伸びる主枝は円柱形で,表面は滑らかである。葉は細長い披針形で先は尖り,縁辺には細かい鋸歯がある。気胞は球形で小さく,表面は滑らかである。まれに気胞の頂端に突起を生じるものもある。枝や葉の付け根から生じる生殖器官は円柱形からやや扁圧し,2-3回分岐する。生殖器官から小さな葉や気胞が生じる場合がある。雌雄同株である。全体的に藻体は黄色みが強く,質が柔らかいのが特徴である。主に小石や貝殻などの小さな基質上に生育する。

水中写真

撮影地:長崎県長崎市見崎町地先

撮影年月日:2007年4月26日(上)・2007年5月16日(下)

マジリモクというホンダワラ類海藻の海中での生体写真

マジリモクというホンダワラ類海藻の海中での生体写真

生鮮標本

採集地:長崎県長崎市見崎町地先

採集年月日:2006年7月3日

マジリモクというホンダワラ類海藻の生体写真

(拡大写真)

マジリモクというホンダワラ類海藻の拡大写真

乾燥標本

マジリモクというホンダワラ類海藻の標本写真