国立研究開発法人 水産研究・教育機構

お問い合わせ

コナフキモク

コナフキモク Sargassum glaucescens J. Agardh

  藻体は50cmから1mを超え,付着器は盤状である。付着器から伸びる主枝は円柱形からやや扁圧で,表面は滑らかである。葉は長楕円形からヘラ形で先は尖らない。藻体上部の葉の縁辺には鋸歯が並ぶが,藻体下部の葉は比較的厚く,縁辺は滑らかで鋸歯は生じない。気胞は球形で表面は滑らかである。枝や葉の付け根に生じる生殖器官は円柱形からやや扁圧し,数回不規則に分岐する。表面には刺を生じる場合もある。雌雄異株である。全体的に濃い褐色を呈している。

雌株

雄株

水中写真

撮影地:長崎県長崎市見崎町地先

撮影年月日:2006年5月30日

コナフキモクというホンダワラ類海藻の海中での生体写真

生鮮標本

採集地:長崎県長崎市見崎町地先

雌株

コナフキモクというホンダワラ類海藻雌株の生体写真

(雌株拡大)

コナフキモクというホンダワラ類海藻雌株の生体拡大写真

雄株

コナフキモクというホンダワラ類海藻雄株の生体写真

(雄株拡大)

コナフキモクというホンダワラ類海藻雄株の生体拡大写真

乾燥標本