よくあるご質問
さかなと森の観察園 質問フォーム (ご質問はこちらへお願いします)
Q:漁業で大変なことは何ですか?
A:いっぱいあります。さかなをとること、鮮度をたもって美味しく運ぶこと、ずっと仕事ができるようにお金を稼ぐこと、ゆれる船の上で網やつりなどの作業をしないといけないこと、長い船だとしばらく陸にあがれないこと、船酔いにならないこと、漁師の仲間でなかよく仕事をすること、家になかなか帰れないけど、ホームシックにならないなどです。
Q:漁業ではどういうことをしていますか?
A:網を引いたり、網をあげたりしてさかなを捕まえることです。釣りなどでも捕まえます。いたんだ網や釣り具などの修理、次の漁に出るための燃料や箱などもそろえるなどいろいろやることがあります。
Q:漁業はしけんなどがありますか?
A:漁業者になるための試験はないので、ガッツや根性が必要なくらいです。
Q:水産や魚のために漁業ではどんな工夫をしていますか?
A:さかなをとりすぎないように、さかなをとる量などを管理しています。大きく育って卵を産んでもらえるようにです。いつまでも、ずっとおいしいさかなが食べられるようにしています。
Q: エサはどこで買っていますか。 A: 魚のエサをつくる会社から買っています。
Q:どんな魚がいますか。
A:「さかなと森の観察園」には、ニジマス、ヒメマス、イワナといった、サケ・マスのなかまが10しゅるい以上います。
Q:たまごからつれてきていますか、それともつかまえてつれてきていますか。
A:つれてきません。かっている魚からたまごをとって、たまごから魚をそだて、魚がおとなになったら、またその魚からたまごをとります。それをくりかえしています。
Q: エサは、一日になんかいぐらいあげますか。
A: 生まれてから半年くらいは一日8回、大きくなったら一日2回あげます。
Q:ここにいる魚は、ぜんいん食べられますか。
A:食べられます。さかなは一尾、二尾と数えるよ。
Q:どんな色ですか。
A:にじ色のラインがあったり、黄色、赤色、むらさき色の点があったりします。じきによって、ぎん色になったり、まっかになったりします。よく見るときれいなので、こんどきたらよく見てみてください。
Q:ほかの魚よりかつどうやごはんを食べないことかいますか。
A:人と同じで、びょうきになると、うごきがおそくなったり、ごはんを食べなくなったりします。
人間のひふは角質っていうものでバリアしています。さかなのひふは粘液とウロコでバリアしています。 こうしたバリアがないとばい菌やいろんなものがからだに入ってきてしまうのでからだをまもる仕組みとして供えられています。 すんでいる場所でバリアのとくちょうがかわります 人間のひふの角質は細胞が死んだものなので水の中にいるとふやけます。でもさかなのひふは生きているのでふやけることはありません。 さかなにうろこがついているのもからだをまもるためです。このうろこには成長するにしたがって木の年輪みたいな線がきざまれます。 詳しくはこのこども霞が関の資料に書いてあります。
https://www.maff.go.jp/j/kids/kodomo_kasumi/2024/content/attach/pdf/kenkyu-3.pdf
こども霞が関 さかなの体を観察しよう
https://www.maff.go.jp/j/kids/kodomo_kasumi/2024/content/kenkyu.html
水産の世界ではレジームシフトということでさかなの増加減少の周期を説明している現象があります。 URLなどをご参考にしてください。
https://www.spf.org/opri/newsletter/257_2.html
または魚種交代などで調べるといろんな情報が出てきます。 ブリについては過去にも北海道で大量にとれていた事例があり、また最近でもよくとれています。こうした周期的に魚がとれたり減ったりという現象は見られます。 YouTubeでも紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=S0F9uryB67A
一方で減少したままの事例ですがアサリやウナギがあるかと思います。
どうなってんだアサリ
https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/book/franews/files/fnews71.pdf
ウナギをめぐる状況と対策について(水産庁資料)
https://www.jfa.maff.go.jp/j/saibai/attach/pdf/unagi-243.pdf
基本的にウナギは強いので持ち帰って飼育がしやすいです。 脱走などにも注意しておけば大丈夫です。 一方釣れた時の状態によってその後の生き残りも変わります。 たとえば釣り針を飲み込ませてしまった、暑い陸上に放置してしまったなど、 まずはウナギを弱らせないことです。 ウナギを入れる水槽は塩素(カルキ)を抜いた水に入れてエアーポンプなどを設置してください。 ウナギを入れた水は、ウナギのフンや排泄物などによりどんどん汚れます。 ずっとそのままの水で放置していると、ウナギが死んでしまいます。 なのでよく水を変えてあげてください。 エサはしばらくあげなくても死なないのでウナギが落ち着いて 元気になったころにあげてみてください。 野生のうなぎはカニやエビなどの甲殻類から小魚、ミミズを捕食する肉食魚です。 体が小さいときは冷凍アカムシやメダカなど、生き餌を中心に与え、 大人になると人工餌にならしていきます。 個体によって好物が異なりますので、他にもザリガニやスジエビ、どじょう、 和金(金魚)、アサリなど、可能な限り与えられるバリエーションを増やしておきましょう。 水温管理にも注意してください(水温は20度~25度が適当でしょう)。
むかし、海のなかに魚がすんでいて、魚はひれをつかっておよぎ、 えらで酸素(呼吸)をしていました。 だんだん、海のそばの湿った陸地ができ、魚が陸地に出ていくようになりました。 そのなかで魚たちは、すこしずつからだを陸地の生活にあうようにかえていきました。 ひれが足のようになって、地面をはえるようになりました。 これがカエルやイモリなどの両生類。 えらだけじゃなくて、くちから息(呼吸)をする「肺」もすこしずつできてきました。 こうして、魚は「陸にすむいきもの」に変化していきました。 それが「はちゅうるい」とよばれるいきもので、かめやヘビやとかげなどがそうです。 でも、陸地はとてもかわきやすいので、卵をまもるのが むずかしかったので、 もっと からだを変えて、卵を産まず、おなかのなかでまもって、 赤ちゃんをうむいきものがあらわれました。 それが「ほにゅうるい」です。 ほにゅうるいは、赤ちゃんにおっぱいをあげてそだてます。 ねずみ、ねこ、いぬ、そしてわたしたち人間もほにゅうるいです。 魚からはじまった進化は、長いじかんをかけて、 いまのいきものたちをつくったと言われています。
魚のお母さんと赤ちゃんがはぐれちゃうことは、自然の中ではよくあるんだよ。 お母さんは卵を産んで別のところへ行ってしまうので、生まれた時点ではぐれてしまうんだ。 でもね、魚の赤ちゃんは生まれたときから自分で泳いで、ごはん(エサ)を探す力を持っているんだ。 だから、お母さんが近くにいなくても頑張って生きぬくんだよ。 魚の世界では、みんなが自分でがんばる仕組みになっているんだね。 ただいくつかの魚はちゃんとお母さんが守りながら育てる魚もいるんだ。
【ディスカス】
ディスカスはさかなにしては珍しく、おやが稚魚にミルクを与えて育てていきます。
https://woriver.com/14476/
【ティラピア】
ティラピアはお母さんが口の中で卵を育てます。 卵からふ化して幼魚が巣立つまでの2週間~3週間は、お母さんの口の中で育ちます。
https://deraturiblog.com/beginner/tilapia-ecology-spawning/
【エジプシャンマウスブリダー】
アフリカにいる熱帯魚も口の中で育てるものもいます。
https://www.aqualassic.com/mouthbrooder/
他にもいると思うので探してみてね。
ニジマスでアルビノが出やすいというよりも、たくさん飼われているので現れるアルビノの尾数も多く、目立つので展示されることも多いためと思います。 またご指摘のように優性遺伝するので、系統として飼い続けることもできます。 ニジマス以外でもヤマメ・サクラマスやコイ、メダカなどいろいろな魚で現れますが、屋外で飼うと鳥などに狙われやすいので、いつの間にかいなくなってしまうことが多いようです。
チョウザメが40歳(さい)以上(いじょう)、ニジマスは6~8歳(さい)です。
アルビノは、メラニン色素の合成にかかわる遺伝子(いでんし)がかけていることが原因(原因)で黒い色素(色素)がつくれないのでアルビノになります。完全(かんぜん)なアルビノは眼(め)の色も赤(あか)っぽい色になっています。 ニジマスのアルビノ遺伝子(いでんし)は優性(ゆうせい)なので遺伝(いでん)します。全部(ぜんぶ)がアルビノになるかは遺伝子(いでんし)の組(く)み合(あ)わせしだいです。
チョウザメはサメの仲間ではありません。 水の底にいる小さな生き物をエサとして飲み込みます。 歯がないので敵やエサにかみつくことができません。 ケンカする必要もないのできっと大人しいのだとおもいます。
水の底をゆうゆうとおよぐのが本当のすがたですが、小さな池にたくさんのなかまと生活しているとストレスがたまるので、気分転換をしているものと思われます。
チョウザメは水の底にいる小さな生き物をエサとして飲み込みます。そのため、エサを食べやすいように下にくちがついているのだと思われます。
チョウザメはサメの仲間ではありません。普通のサメに比べると鼻が長く見えますが,それは鼻のしたにある4本のひげでエサを探すためだと考えられます。
サクラマスのうち海に降りないで川に残っているのが「ヤマメ」ですが、南の地方ほど河口の水温条件等もあり、川に残ることが多いようです。また、北海道ではメスのほとんどとオスの半分位が降海型となって海へ降ります。
川では全部のヤマメの幼魚を養えるだけの餌がないため、餌をたくさん食べることができたオスがよく成長し川に残り、他が海へ降りてサクラマスになるものと考えられています。
いません。一見、先頭を泳いでいる魚がボスのように思われますが、たまたま先頭を泳いでいるだけなのです。
ジンベエザメというサメです。大人になると体長10~12メートルにもなります。
魚粉の原料となるのはアジ(チリ・ペルー・ロシア)、マイワシ(ペルー・チリー)、イワシ類(モロッコ・チリ・ペルー・中国・南アフリカ)、サバ(ペルー・中国)、ニシン(ノルウェー・ロシア・アイスランド)、カペリン(シシャモ:アイスランド)、イカナゴ(デンマーク)、タラ類(ノルウェー・アメリカ・ロシア)等多種にわたっています。
昔は日本のイワシ魚粉および魚油は養魚用飼料原料として世界へ輸出されていました。しかし、1980年代後半になると、400万トン以上もあったイワシ漁獲が30万トン以下にまで減少した為に、現在では魚粉や魚油は海外からの輸入に頼らざるを得なくなっています。
現在では南米のペルーやチリで獲られるカタクチイワシやアジ・サバの魚粉が主要な飼料原料として輸入されています。水揚げされた魚を大きな釜で煮熟したあとに圧搾機で脂と水を分離し、乾燥して出来たものがフィッシュミール(魚粉)です。
海の水を熱して水分をじょうはつさせると、塩がでてきます。海の水がしょっぱいのはこのようにたくさん塩がとけているからです。
ではなぜ塩がとけているのか、その理由はまだはっきりとわかっていません。でもこのように考えられています。
地球ができたばかりのころ、地球の表面はとても高温でした。その熱でたくさんの水分がじょうはつして、すいじょうきとなりました。また、マグマにふくまれていた塩酸のガスも、大気中をただよっていたと思われます。
やがて地球が冷えてくると、すいじょうきは雨となって、大気中の塩酸をふくみながら、地表に注ぎ、海ができたと考えられます。
このとき海の水には、岩石などにふくまれていた物質もとけ出しました。その中には、ナトリウムという成分もありました。このナトリウムと、水の中にとけていた塩素がはんのうして、「塩化ナトリウム」すなわち塩ができたと考えられています。
600~800種類くらいと考えられています。
非常に多くの種類の魚やイカ、タコ、貝、エビ、カニ、海藻などがあるため、スーパーマーケットなどでは、これだけの種類を一度に見ることは出来ません。
うめぼしは魚の身をやわらかくし、くさみを消し風味をよくする作用があると言われています。「魚のうめぼし煮」という料理もあります。これは、うめぼしにつまようじで少しプツプツと穴を開けて魚といっしょに煮る料理で、うめぼしの風味が出ておいしいらしいですよ。
チョウザメは、池や川の底にいるえさを食べやすいように、口が下を向いています。
小さいうちはプランクトンやイトミミズなどを主に食べ、大きくなると魚やカニやエビなどを食べます。
観察園で飼っているチョウザメには、配合飼料と呼ばれる、いろいろな栄養を混ぜ合わせた人工的な餌を与えています。
人間と同じように,魚も寝ます。
ただし,ほとんどの魚は人間のように目をつぶることが出来ず,目を開けたまま寝るので寝ていないように見えるのです。
物陰などに隠れて寝る魚が多いのですが,まぐろなどの仲間は泳ぐのをやめると死んでしまうため,泳いだまま寝ますし,中には寝床を作ったり,砂に潜って寝る魚もいます。
魚はお母さんと一緒に暮らしていないことが多く,明るくなっても寝ていると,敵に食べられてしまいます。
お母さんに起こされる子供たちは,幸せなのかもしれませんね。
渓流にすむイワナはサケの仲間なので,その卵もサケの卵(イクラ)によく似ています。
違いは,サケの卵よりも小さいことと,色がオレンジ色ではなく黄色いことです。
サケの卵の色は,親の食べものから来ていると言われているので,イワナの卵が黄色いのもイワナの親の餌のせいかもしれませんね。
つかまえるのが難しいのは、泳ぐのが得意で逃げ足が速い魚や、とっても深い所で生活をしていて、どんな生活をしているのかまだはっきりと分かっていない魚です。
一番速く泳ぐ魚は、みんなもよく知っているマグロで、時速160キロメートルもの速さで泳ぐと言われています。ただ、マグロは日々研究されているので、逃げ足が速くても、漁師さんはマグロのクセを調べてつかまえてしまいます。
とっても深い所で生活している魚には、深さ8370メートルの場所で見つけられた「ヨミノアシロ」や7700メートルの場所で泳いでいるのが撮影された「シンカイクサウオ」などがいます。生きたままそんな深い海で魚が確認されたのは珍しく、どちらもまだナゾにつつまれた魚らしいですよ。将来、研究が進めば、生きたままつかまえられるようになるかもしれませんね。
地球で最初に誕生した魚は、中国で化石が発見された、5億3000万年前頃海に登場したといわれる「ハイコウイクチス」や「ミロクンミンギア」だと考えられています。これら最初の魚は今の魚とは形がけっこうちがっていましたが、長い時間をかけて、今の魚のように進化していったのだと考えられています。
最初の魚には顎がなく、カニのようにかたいカラを持っていたので、武士がヨロイカブトをつけたように動きが鈍かったようです。今の魚みたいに自由に泳ぐことはできなくて、海底にへばりついて生活していたと考えられています。これらの魚が少しずつ、生活しやすいようにすがたかたちを変えて、今のようないろいろな種類の魚になったと考えられています。
質問① うろこがありますか?
回答① あります。水槽の中にいるニジマスはうろこが見えにくかったのかもしれませんね。さかなのうろこは体の表面をきずから守っています。また水の抵抗を少なくしておよぎやすくします。
質問② 何を食べていますか?
回答② 観察園の中にいるニジマスは、配合飼料(はいごうしりょう)を食べています。配合餌料はかんそうしたつぶ状のえさで、すりつぶしてかんそうさせた魚の肉や、大豆などをまぜたものです。栄養のバランスを考えてビタミンなども入っています。天然の川や湖にいるニジマスは、水の中にいるこん虫、、小さい魚やエビなどを食べたりします。釣りをするときはイクラをえさにすることもあります。
質問③ 川以外にすんでいるところはありますか?
回答③ 湖などにもいます。夏でも水の温度が低い川や湖にすんでいます。また、ニジマスの中には川から海におりて、海で大きくなり、また川にもどってくるものもいます。これらは「スチールヘッド」とよばれています。
質問④ なぜ「たてじま」ですか?
回答④ 子どものころは、パーマークという大きなはん点のもようがあり、これが「たてじま」に見えることがあります。大人になるとぎん色の体に細かい黒い点がたくさんあるもようになります。あなたがみたニジマスは、子どもか、大人になる途中でパーマークが残っていて「たてじま」に見えたのかもしれませんね。 ちなみに、さかなの「たてじま」と「よこじま」は、人間のように頭を上にしてしまもようをみます。 質問⑤ はな(鼻)はどこにありますか?
回答⑤ 頭の部分の目の先のあたりに、人間と同じように「はな」の穴があります。左右についており、水の中でにおいを感じることができます。
質問⑥ オスとメスのちがいは?
回答⑥ 顔つきやあぶらびれの大きさがちがいます。オスの顔つきは口がくちばしのようにとがってきます。あぶらびれもオスの方が大きいです。ただし、この外見のちがいは卵を産む時期になるとあらわれるので、それまでは外見からはちがいはわかりにくいかもしれません。
質問⑦ 何年生きられますか?
回答⑦ だいたい6~8年です。
質問⑧ 大きさはどのくらいまで成長しますか?
回答⑧ 体長が50センチ、体重は2キロぐらいです。大きさはすんでいるところの環境などによってちがいますが、大きいものでは体長80センチ、5キロくらいになることもあります。養しょくしているニジマスは、えさをたくさんあげることができるので、2年で50センチにもなることがあります。
質問① どうしてサメが海水でなくてこちら(観察園)にいるのでしょう? 何匹か迷っていました。むれから外れてパニックにならないのですか?
回答① さかなと森の観察園で飼っているのは「チョウザメ」という魚で、川や湖にすんでいます。海にすんでいて、産卵の時にサケのように川にのぼってくる種類のチョウザメもいます。また、名前に「サメ」とついていますが、チョウザメはサメではありません。たとえば「サメ」にはないうきぶくろが「チョウザメ」にはあります。名前にサメとついているのは、体についている大きなうろこが「ちょうちょ」の羽の形をしていて、体つきがサメに似ているため、チョウザメと呼ばれるようです。
「むれから外れてパニックにならないか?」ということですが、チョウザメは天然の川や湖では観察池よりはるかに広いところですんでいます。観察池の中ぐらいの広さであれば、彼らにとってはむれから外れているようには感じないのかもしれません。人間の家族でいえば、観察池が家だとすると、お母さんがキッチンにいて、お父さんがリビングにいるくらいの感じだと思います。
質問② ローラーみたいので、マスが上に上がっていくきかいはなんでしょうか。
回答② ごらんになったのは、池の落ち葉などのゴミをとる機械です。
池に落ちた落ち葉などはそのままにしておくと、たまって水路などをせき止めてしまうことがあります。飼育係が1日中その場所にいて落ち葉などを取るのが大変なので、このような機械で落ち葉などを取っています。
Q.ぼくは、ムラサキウニを1年前から飼っています。最近よくトゲがぬけおちていて、病気ではないか心配しています。ウニのトゲがぬける理由はどんなことが考えられますか?
A.ウニは体調が悪くなったときに、よくトゲが抜け落ちます。
たとえば、細菌が引き起こす病気になってしまったときや、栄養が不足して体が弱ったときなどです。 治すには薬を使う方法もあるのですが、ふつうの薬屋さんには売っていない特別な薬ですので、残念ながら手に入れることができません。
まずは飼っている水をきれいに保つことが大切です。よごれた水や、水の中の酸素が少なくなると、病気はもっと悪くなってしまいます。
飼っている水の水温が高すぎたり、塩分が海水より濃かったり薄かったりしても、えいきょうがありますので気をつけてください。
また、栄養不足が原因で体が弱っているのであれば、ウニに合ったエサを与えることで解決できるかもしれません。ほんとうは生きた海藻(ワカメやコンブなど)を与えるのが水を汚さなくてよいのですが、手に入らない時は、乾燥コンブや乾燥ワカメを少しずつ与えましょう。ただし、これから暖かい季節には、乾燥した海藻は腐りやすく水を汚しやすいので1~2日で食べきる量を与えてください。
世界中の海や川、湖にいる魚は、25,000 ~ 30,000 種類といわれてます。そのうち日本には、およそ4,000 種類の魚たちが住んでいます。川や湖にはアユやヤマメ、コイなどが、海にはマダイやヒラメ、ブリ、クロマグロ、メカジキなどがいます。わたしたちがふつうに食べているのは、そのうち200 ~ 300 種類といわれています。
スズキの体には、海で生きていられるしくみと、川で生きていられるしくみの両方があるからです。では、このしくみの違いは何で決まるでしょうか?
それは塩分のはたらき(しんとうあつ)です。
海水のように塩分がたくさんある水の中にいると、塩分のはたらきで、体の中から外へ水分が出ていってしまいます。そのまま水分が出つづけてしまっては生きていけません。
そのため、海にいる魚には、海水をたくさん飲んで水分を体に取り入れたり、エラから余分な塩分を出したり、少ない量のおしっこをしたりして、体の水分を保てるような体のしくみがあるのです。
この逆で、川にいる魚は、川の水の方が体の中より塩分が少ないため、体の中にどんどん水分が入ってきてしまいます。そのため、ほとんど水を飲まなかったり、たくさんおしっこをして水分を体から出すなどの体のしくみがあります。
スズキはこの両方のしくみを場所によってうまく使いわけているのです。
スズキの他にも、おなじように海と川で生きていられる体のしくみを持った魚に、サケやウナギなどもいます。
魚がはやくおよげるのは、いくつかりゆうがあります。
ひとつめは、はやくおよげるような体の形をしているからです。少しむずかしいかもしれませんが、水の中ではデコボコした形より、魚のように、なめらかな形の方が、水のていこう(抵抗)が少ないのです。この水のていこうが少ないと、はやくおよげるのです。体の表面にあるウロコにも、水のていこうを少なくするやくわりがあります。
ふたつめは、魚にはヒレがあるからです。尾ヒレなどを使うことで、たくさんの水をかいて、より早くすすむことが出来ます。人間もバタ足をすると前にすすむことが出来ますが、足ひれをつけるともっと早くすすみますね。
さかなと森の観察園にいるお魚のほかにも、エイのように平らな形や、ウナギのように細長い形など、その形によっておよぎ方や、およぐ速さがちがいます。水族館などに行ったときには、そのちがいを考えながら、かんさつしてみると面白いですよ。
Q.魚には白身(の多い)魚と赤身(の多い)魚がいますが、その2つの違い(能力や特徴、性質など)は何がありますか?また青い部分の多い魚は、その2つの魚とどのように違いますか?
A.特徴や性質の違いでは、色素タンパク質である筋肉色素ミオグロビンと血色素ヘモグロビンが、身に多く含まれていれば赤身で、少なければ白身です。
能力の違いでは、赤身魚であるサバやビンナガなどは、筋肉中のミオグロビンが多いので、酸素をたくさんたくわえることができ、血液中のヘモグロビンが多いので、効率的に血液で酸素を運ぶことが出来ます。これにより、活発で持続的な運動することができるのです。しかし、白身魚ではこれらが少ないため、赤身魚のように持続的な活発な動きに向いていませんが、瞬間的な動きはすることができます。
「青い部分の多い魚」というのがサンマなどのように体の表面の色が青い魚を指すのであれば、筋肉の白身・赤身とは特に関係ありません。
イトウも、とてもおいしいそうです。
ただし、天然では北海道にしかおらず、数もすくないようです。青森県などでは、食べるためのイトウを養殖しているところもあります。ホテルや居酒屋さんなどでお刺身や焼き物などいろいろなメニューで出ているようですね。
青森県に行ったときには食べてみてはどうでしょうか?
ただし、天然では北海道にしかおらず、数もすくないようです。青森県などでは、食べるためのイトウを養殖しているところもあります。ホテルや居酒屋さんなどでお刺身や焼き物などいろいろなメニューで出ているようですね。
青森県に行ったときには食べてみてはどうでしょうか?