観察路は、構内で放流されたマスたちが産卵のために帰ってくる実験水路を通って地獄川（湯川）沿いに整備しました。運が良ければ、マスの自然産卵も観察できます。
　観察路は４月下旬から１１月下旬の期間公開しています。

　公開エリアでは、大小１１面の飼育池と魚道施設が観覧できます。
　男体山の伏流水が湧き出す地獄沢を水源にした、冷たく澄んだ池で元気に泳ぐさかなたちを観察できます。

　昭和１１年に皇族の控え室を兼ねて建てられた旧庁舎を、現在資料館として利用しています。
　ここでは数々の研究成果を解説するパネルや、宮内省時代の古文書、魚の写真や標本などを展示しています。

　研究所内を流れる川に設置された水中モニターの映像をライブで見ることが出来ます。
秋には、中禅寺湖から遡上したマスを目近で感じることが出来ます。

　マスたちの泳ぎを横から見ることができます。８０ｃｍを超える大きなマスと目が合うことも！

　日光庁舎ではたくさん種類の魚を飼育していますが、大きな池ではその種類がよく分かりませんし、きれいな水でないと飼えない魚などもいます。
そこで透明な円形の展示水槽を設置しての魚を展示しました。魚の体の模様や、泳ぎ方などをよく観察してみてください。

　冷たい水の中を泳ぐ魚に、直接触れて親しんでいただくためのタッチプールがあります。
　やさしく、そっと触れて力強い命の躍動を感じて下さい。

　おさかな情報館は、さかなと森の観察園内に平成18年6月29日に完成しました。
　情報館では、水産研究・教育機構が行っている「未来を切りひらき、豊かで安全・安心な国民の食生活を守るための研究開発業務」について、ご紹介しています。