古文書(漁業制度資料)
水産研究・教育機構(旧中央水産研究所)図書資料館には約25万点の古文書と筆写稿本(所有者の許しを得て筆写したもの)が保管されています。これらの資料は、水産庁が財団法人日本常民文化研究所に委託して、昭和24年から6年間かけて収集したもので、漁業制度を改革するための参考資料とするためのものであったことから、「漁業制度資料」と呼ばれています。内容は近世から近代にかけての全国の漁業および漁村の制度に関する文書であり、漁業と日本人の関わりを具体的に伝える最大級の資料群です。
水産庁水産資料館からこの漁業制度資料を平成5年に引き継いだ中央水産研究所では、上記約25万点のうち約5万点の古文書について、水産庁が行った粗目録の作成を引継いで平成7年度から神奈川大学日本常民文化研究所に委託するかたちで整理を行い、順次目録化してきました。
水産研究・教育機構所蔵古文書目録
- 初島史料(静岡県熱海市初島) 平成14年3月刊
- 茨城県(霞ヶ浦・北浦周辺地域)関係史料 平成15年3月刊
- 浜波太漁業組合文書(千葉県鴨川市) 平成16年3月刊
- 千葉県(房総半島沿岸地域)関係史料 平成17年3月刊
- 福島県・茨城県・栃木県・千葉県(補遺)関係史料 平成18年3月刊
- 山口県関係史料 平成19年3月刊
- 村上茂夫家文書(宮城県気仙沼市) 平成21年3月刊
- 鹿児島県関係史料 平成24年12月刊
- 愛知県・三重県・京都府・大阪府関係史料 平成26年1月刊
- 東京都・神奈川県・静岡県関係史料 平成29年1月刊
- 下津浦漁業組合文書(和歌山県海南市) 平成31年3月刊
- 和歌山県関係資料 令和2年12月刊 NEW!