令和元年度海洋水産資源開発事業成果報告
水産研究・教育機構開発調査センターでは,令和元年12月20日(金曜日),東京海洋大学において「令和元年度海洋水産資源開発事業成果報告会~漁業・養殖業の効率化に向けた取り組み~」を開催しました。
底魚・頭足類開発調査グループからは「効率的な底びき網漁業に向けたデータ活用-漁具挙動の詳細な把握と漁場形成予測を目指したモニタリングの試み-」と題して,底びき網漁業を例に,スマート水産業の実現に向けた今後の課題を議論しました。浮魚類開発調査グループからは「省人省力化に向けた漁業の機械化」と題して,省人省力化に向けた漁船漁業の機械化について,既に取り組みを始めているものから検討段階のものまでを紹介した上で,今後の開発のあり方について考察しました。生産・流通システム開発調査グループからは「近海かつお一本釣り漁業の東沖漁場における船型の小型化による収益性改善に向けた取り組み」と題して,短期操業の検証,初期冷却による高鮮度製品の可能性の検証,餌料用カタクチイワシの安定供給システムの開発について総括しました。養殖システム開発調査グループからは「ブリ育種事業の概要-ブリ高成長系統の作出に向けて-」と題して,機構が有するブリの飼育技術と育種技術を活用し,3世代10年の選抜育種を進めながら人工種苗の利用技術を普及する「ブリ優良人工種苗周年供給システムの構築」事業の紹介しました。
当日は,多くの皆さまにご来場いただき,心より感謝申し上げます。
当日は,多くの皆さまにご来場いただき,心より感謝申し上げます。
●プログラム(PDF:291KB)
( 進行:開発調査センター 所長 伏島 一平)
1.開会挨拶 水産研究・教育機構 理事長 宮原 正典
2.開発調査センターの概要 開発調査センター 副所長 山下秀幸
3.成果報告
1)効率的な底びき網漁業に向けたデータ活用
-漁具挙動の詳細な把握と漁場形成予測を目指したモニタリングの試み- 配布資料(PDF:310KB)
底魚・頭足類開発調査グループ 貞安 一廣
2)省人省力化に向けた漁業の機械化 配布資料(PDF:238KB)
浮魚類開発調査グループ 大島 達樹
3)近海かつお一本釣り漁業の東沖漁場における船型の小型化による収益性改善に向けた取り組み
配布資料(PDF:139KB)
生産・流通システム開発調査グループ 保尊 脩
生産・流通システム開発調査グループ 保尊 脩
4)ブリ育種事業の概要-ブリ高成長系統の作出に向けて- 配布資料(PDF:543KB)
養殖システム開発調査グループ 小田 憲太朗
4.全体質疑
5.閉会挨拶 水産研究・教育機構 理事(経営企画担当) 堀井 豊充