国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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理事長メッセージ

理事長メッセージ

2014.3.16

 

 平成23年3月11日14時46分頃に三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、震度7を記録する強い揺れと想像を絶する大規模な津波により、特に東北地方から関東地方の太平洋沿岸で大きな被害がありました。
 まずは、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い安全確保を願っております。

 被害にあった地域は、日本における沿岸、沖合、遠洋漁業において重要な役割を担うとともに水産の加工流通においても中核であり、養殖業も重要な地位を占めるなど水産業が盛んな地域です。
 また、各県や漁業協同組合等により、栽培漁業の取り組みが積極的に行われてきました。

 今回の災害により、これらの機能の多くが失われ、関係の皆様の生活はもちろん日本の水産業の大きな損失となっております。このため、まずは現在の緊急救助が最優先ですが、この状況が落ち着き次第、復興に向けた取り組みを力強く進めることが重要です。
 当センターも、宮古の栽培漁業センターが全壊したほか、塩竃、八戸の研究所や調査船も被害を受けました。しかしながら、全国各地に研究施設を展開している当センターの総力を挙げて、東北地域の水産業の復興に協力してまいります。

 これらを進めるに当たっては、水産庁はじめ関係県や関係機関と連携してまいります。当センターへのご要望等がありましたら積極的にお寄せ下さるようお願いいたします。
 

平成23年3月16日
独立行政法人水産総合研究センター
理事長 松里壽彦

 

東北区水産研究所からのメッセージ (3月29日)(PDF:55KB)