国立研究開発法人 水産研究・教育機構

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2011(H23). 7.11 小型調査艇「いそなみ」によるカキ浮遊幼生共同調査を開始

平成23年7月11日
独立行政法人水産総合研究センター

 

小型調査艇「いそなみ」によるカキ浮遊幼生共同調査を開始

 

 独立行政法人水産総合研究センターと宮城県水産技術総合センターは、平成23年度の種ガキの安定的な採苗を図るため、松島湾におけるカキ浮遊幼生共同調査を実施します。

 この度の大津波で宮城県水産技術総合センター所属の小型船舶が被災したことから、水産総合研究センターは今回の共同調査のために小型調査艇「いそなみ」を日本海区水産研究所(新潟市)から東北区水産研究所(塩釜市)に所属変更し、去る6月24日に塩釜港に移送しました。

 今後、今回の共同調査に加え、仙台湾沿岸域での漁場環境調査や魚介類資源調査など、東日本大震災からの水産業の復興に役立つ調査研究を実施してまいります。

 

1.調査海域 松島湾から石巻湾までの沿海区域
2.調査項目 北原式定量プランクトンネットによるカキ浮遊幼生採集
多項目水質計や採水等による海洋観測、ほか
3.調査艇名 いそなみ(所属:独立行政法人水産総合研究センター)
総トン数: 2.4トン
材質: FRP
推進機関: ディーゼルエンジン
最大搭載人員: 11名
4.調査期間 平成23年7月12日(火曜日)から9月末頃まで
ただし、種ガキ採苗が一定の成果を納めた時点で、調査を終了
5.調査結果の公表 沿岸養殖通報(種ガキ)で漁業者等関係者に周知