第7回宮古地域水産シンポジウムを開催しました
【開催報告】第7回宮古地域水産シンポジウム
国立研究開発法人水産研究・教育機構 宮古庁舎では令和7年9月11日(木曜日)に、いわて海洋研究コンソーシアムと共催で、宮古市後援により「第7回宮古地域水産シンポジウム」を開催しました。
2年ぶりの開催でしたが、行政や研究機関のほか、漁業協同組合、漁業者、民間企業、市議会議員など、様々な分野から63名の参加がありました。
今回のシンポジウムでは「宮古地域における水産業の持続的発展に向けて」をテーマとし、宮古庁舎からサケ不漁要因の解明に関する2つの研究事例紹介および環境の影響を受けにくい閉鎖循環システムを利用したサーモン養殖の技術開発について報告しました。また、岩手県水産技術センターからは県内漁協による自営事業、特に定置網漁業と海面サーモン養殖業の経営実態と展望について、田老町漁業協同組合からは閉鎖循環システムを用いたウニやアワビの陸上飼育の試みについて紹介いただきました。
アンケートでは、「サケ不漁要因について理解できた」「全講演が岩手の水産業の課題解決につながるテーマで良かった」といった好評の声や、「磯根資源の研究も紹介してほしい」「欲を言えば2日間続けて様々なテーマを取り上げてほしい」といった今後に向けたご意見もいただきました。
来年度以降も本シンポジウムを継続し、地域の方々との交流を更に深めていきたいと考えています。